
この記事を書いている僕も、FP1級を勉強するにあたり、情報量の少なさから不安を覚えていました。
実際に周りにFP1級に合格した人もおらず、勉強時間や難易度も見えてこない…
しかし、実際に受験して確信したことは、FP1級は難関資格ではありますが、ムダのない勉強法を確立すれば、短期間でも一発合格できます。
ちなみに、これが10週間勉強した僕の試験結果です。
- 合格点は120点。
- FP2級と違い、午前と午後の合計判定となります。
- 内訳は午前62点、午後81点でした。
勉強時間が足りず、時事問題も多いライフプラン・リスクはボロボロでしたが、他の分野でフォローして、合格にたどり着きました。
この記事でわかること
FP1級の難易度
FP1級の学科(基礎・応用)の傾向と対策
FP1級の勉強時間
FP1級の勉強のコツ
こんな人におすすめ
独学で勉強を打診している人
実際に勉強している人
リベンジを果たす人
FP2級・宅建取得から5年以上経過。
平日は残業2時間前後の職場。
大学は偏差値50ぐらい。
土日は家族の協力もあり、勉強を極力優先。
この記事を参考にすれば、FP1級の実態や具体的な勉強法を知ることができ、独学でも自信をもって勉強に専念できるようになりますよ。
FP1級の受験資格
まずは、あなたが受験資格を満たしているか確認しましょう。
FP1級は誰でも受けられる試験ではないです。
受験するには下記3つの要件のうち、1つを満たす必要があります。
- FP業務に関し5年以上の実務経験を有する者
- 2級技能検定合格者で、FP業務に関し1年以上の実務経験を有する者
- 厚生労働省認定金融渉外技能審査2級の合格者で、1年以上の実務経験を有する者
共通するのは、実務経験が必要なこと!
つまり、学生さんは受験資格すらありません。
ただし、FP試験における「実務経験」の範囲は広いです。
- 銀行、保険会社、証券会社、クレジット会社等の金融機関に勤務している方
- 保険会社の代理店の職員
- 税理士、公認会計士、不動産鑑定士、宅地建物取引士、社会保険労務士、中小企業診断士、弁護士、司法書士、行政書士などで資産に関する相談業務に従事している方
- 会計事務所の職員
- 不動産会社、建設会社など土地建物の取引・建築・相談業務に従事している方
- 投資顧問会社の職員
- 生活協同組合などの共済等担当職員
- 商品先物取引会社の職員
- 一般事業会社および官公庁の福利厚生担当者および金融・財務・経理担当者
- 商事会社の商社金融担当者、商事会社やコンピュータ会社等の金融機関営業担当者および金融機関向けソフト開発担当者
実務経験が5年以上あれば、いきなりFP1級を受験することも可能です。
しかし、まずは2級で自分の力量を計ってから、臨んでみましょう。
(2級を取得すれば実務経験が1年で済みます。)
FP1級の難易度
おそらく、受験者が最初に気にするのが、この”難易度”だと思います。
まずは、分かりやすい合格率から見てみましょう。
FP1級(学科)の合格率
時期 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2020年9月 | 12,978人 | 15.01% |
2020年1月 | 7,049人 | 11.81% |
2019年9月 | 5,836人 | 10.14% |
2019年5月 | 4,893人 | 11.77% |
2019年1月 | 7,310人 | 8.45% |
2018年9月 | 7,172人 | 8.24% |
2018年1月 | 7,455人 | 14.52% |
2017年9月 | 6,526人 | 10.41% |
合格率は10%強。
ただし、年度によってバラつきがあり、5%を切ることもあります。
これは、FP1級の合格ラインは、合格人数でなく午前・午後の合計120点の絶対値だからです。
宅建のような合格点の調整がないため、ある程度、運にも左右されます。
そのため、一発合格を狙うのであれば、合格点である120点ギリギリを狙うような勉強では、ダメだということです。
FP1級の難易度が高くなるワケ
よくある勘違いが、合格率20~30%のFP2級を一発合格したから、FP1級も余裕だろうと思うこと。
まず、FP2級は金融機関において、半強制受験のところもあり、受験意欲のない人も混ざっています。
同業者の話を聞いてても、似たような回答が返ってきます。
しかし、FP1級となると、そんな冷やかし受験者はいません!
- より高度な知識を求める方
- 社労士や税理士等の士業の方
- FPを職業としようしている方
これらの方々が自発的に受験するため、受験者の質がFP2級とは別次元になります。
そして、受験者の質が別次元にも関わらず、10人に1人しか受からないのが、FP1級の恐ろしいところです。
他にも、難易度が高いと感じる要因は下記の通り。
- 市販教材が少ない
- 試験範囲が広い
- 午前試験は過去問対策が通じにくい
2級は60問に対して、より広範囲な1級が50問。
これが何を意味するかお分かりでしょうか。
答えは、サービス問題が無くなるということです。
FP1級の午前試験は、厳選された50問であり、4択ですが知識がないと、4つを3つに絞るのも困難です!

ポイント
FP2級は、受験意欲が乏しい人を含む集まりで、合格率20~30%
FP1級は、士業や受験意欲が高い人の集まりにも関わらず、合格率10%ほど
FP1級の学科試験傾向
試験合格に欠かせないのが傾向を知ること!
傾向が分からなければ、対策の練りようがないからです。
午前試験の学科(基礎)と、午後試験の学科(応用)では、傾向が異なることから、当然ながら対策も異なります。
FP1級学科(基礎)傾向
学科(基礎)は2時間半で50問。
1問当たり、3分で解く必要があります。
基礎と謳っていますが、難易度は午後の応用より、明らかに高いです。
難易度が高い一番の理由は、前述した通り、過去問の類似出題が少ないこと。
他にも、
- 対策が非常に難しい時事問題
- テキストに一切出てこない内容
上記のような問題も混入してくるため、学科(基礎)試験においては、テキスト持ち込み可でも9割獲得するのは難しいです。
対策としては、一つ一つの知識を正確に覚え、一度でも解いたことのある問題は、確実に解けるようにすること!
これに尽きます。
FP1級の学科基礎試験では、4択から3択、3択から2択へと絞りながら、答えを導き出します。
中途半端な勉強だと、3択や2択に絞ることすらできません。
FP2級のように、4択からいきなり答えを導き出せる簡単な問題は、少ないと思ってください!
FP1級の試験勉強においては、中途半端に広く浅く勉強するよりは、出題率の高いところを、狭く深く勉強した方が効果的です。
FP1級学科(応用)傾向
学科(応用)は、2時間半で大問5つ。(社会保障・金融商品・税金・不動産・相続)
学科(基礎)と違い、こちらは過去問が、かなり効果的です。
そのため、過去問は必ず直近2年ぐらいは、完璧に解けるまで取り組むこと。
後は、市販の練習問題をしっかりやっておけば、大丈夫です。
試験対策ポイントは、問題を解くときは、本番と同様に時間を意識して、計算式は必ず紙に書くことです。
限られた時間で、計算ミスなく正解にたどり着くことが重要!!
特に、練習で計算ミスが多い人は、注意しましょう。
午後の試験では、序盤で計算ミスすると、終盤の回答にまで影響してきます。
解法が正解でも、計算ミスで点数を取りこぼすのは、あまりにもったいないです。
午前試験で難題を解いても1問、2点。
午後の基礎的な計算を解いても、2点。
点数の重みは一緒です。
せっかく午前で難問を勝ち取っても、午後のケアレスミスで取りこぼしたら、元も子もないです。
ポイント
午前(学科:基礎)試験は対策が難しい
午後(学科:応用)試験は一定の傾向がある
ミスも解けない問題も、失点の重みは同じ
FP1級独学勉強に使用した教材
ここでは実際に使用した教材について、使用した感想も含めて紹介します。
FP1級テキスト
僕がFP1級のテキストで求めたものは3つ。
- 細かい部分まで記載されているもの
- 体系的に記載されているもの
- 持ち運びが楽なもの
①については、試験では細かい部分からの出題もあるので、テキストでは細かい部分まで記載されているものが良いです。
②については、例として、
- 所得税ならば、各所得の流れが一覧で記載されたもの
- 相続税ならば、非上場株価の評価方式の判定が、図解されたもの
体系的に記載されていると、自分が今勉強している部分が、全体のうちのどの部分か把握しやすいです。
どこの部分を勉強してるかの把握を怠ると、知っているだけの知識になり、応用が効きにくくなります。
③については、帰宅後しか勉強をやらない人であれば、気にしなくて良いのです。
ただし、スキマ時間を有効に使う人や、外部で勉強する人は、持ち運びも重視しましょう。
問題集も含めると、かなりの重さになるからです。
そんなわけで、僕がお世話になったテキストはこれです。
下記商品は、ナンバー4のタックスプランニング。
他に5冊あります。
6冊に別れている分、持ち運びも楽です。
試験勉強時も、1日で全分野勉強するのは、最後の方だけなので、普段は全分野を持ち運ぶ必要はありません。
また、各分野がかなり細かく記載されています。
そして、部分ごとに一問一答式の問題もあるため、インプットの補強に役立ちます。
ちなみに、この一問一答式の問題は、試験一週間前でも十分に役立ちますし、二次試験の面接対策にも有効です。
FP1級問題集
僕が実際に利用した問題集は、「きんざい」と「すばる舎」ですが、「すばる舎」は中古で買ったうえ、現在は絶版してます。
(内容も改正前の問題が見受けられましたが、過去の傾向や変更前の内容が知れた点は、よかったです。)
きんざい問題集は、解説がやや不十分である欠点はあるも、それ以上にFP主催者側が求めている内容が把握できる利点が大きいので、取り入れるべきです。
(ファイナンシャル・プランニング技能検定の主催者は「きんざい」です。)
また、”解説が不十分”は一見、欠点に感じますが、不明・分からない部分を自分なりに調べて身に着けた知識は定着しやすいものです。
そして問題集については、最低2冊はこなしてください。
2冊取組む理由は、1つでも多くの問題と触れて関連知識を増やすためです。
異なる出版社の問題集2冊を3回転させれば、広範囲のFP1級にも対応できる知識が身に着きます!
また、FP1級は過去問からの類似問題が少ないですが、全く無いわけではありません。
過去問の類似問題が出題されたら、確実に点を刈り取る!
ポイント
テキストは1種類、問題集は2種類が良い
FP1級の独学勉強時間
1月後半の受験であったため、11月中旬過ぎから勉強開始。
11~12月の平日は仕事終了後2~3時間。
それと昼食、通勤等のスキマ時間を活用。
休日は土日ほぼ全てを費やし、朝10~11時から夜8~9時まで図書館で勉強。
ただ、休憩時間も多かったため実質勉強時間は7~9時間程。
1月に入ってからは図書館閉館後、近所の喫茶店で、更に2時間程勉強。
また問題集主体の1月では、早朝1時間半程、勉強時間を確保しました。
基本的に毎日継続。
1日間、一切勉強をしなかった日は、体調を崩した年末1日と正月の1日だけ。
したがって、これから勉強する人は、まずは勉強時間の確保と、長時間勉強する集中力を養いましょう。
そして、気になるのが、これだけの勉強時間で足りるかという点です。
結論、足りなかったです!
僕の勉強計画は下記の通りでした。
当初計画では、年末に午前問題集の反復のフェーズへ移行する予定でしたが、現実は1週間程遅れ。
遅れた理由は、最初のフェーズであるインプットにおいて、覚える内容や理解する項目が、想像以上に多かったこと。
また、銀行の繁忙期である12月ということで、残業時間が多く、平日はあまり勉強できなかったことが挙げられます。
ひこ
1月受験の場合、一般的に12月は仕事が忙しくなる時期であり、また風邪やインフルエンザも流行り、正月は家族付き合いもあるため、ある程度スケジュールは余裕を持った方がいいです。
FP1級でどのぐらい勉強に時間が掛かるか知りたければ、まずは1分野のインプットをやってみるのが最良の方法です。
ちなみに問題集の3周目で、採点・見直し時間を含め、1冊で15時間ほど時間を費やしていました。
ポイント
勉強は毎日継続すること
これまでの知識・経験により必要勉強時間は異なる
実際に1分野を取り組んで必要な勉強時間を判断する
FP1級の独学勉強法のポイント5つ
基本となる学科(基礎)から勉強しましょう。
科目は自分が得意とするものから!
理由はモチベーションを維持するためです。
FP1級勉強法①:3段階のインプット
まずは、テキストを読みながら対応する問題を解いていきます。
問題を解くことで、テキストに書かれてる内容が、どのように出題されるかが掴むことができます。
ただ、それだけでは、FP1級のインプットは不十分なので、独自のノートに内容をまとめます。
インプットは、この3段階で行っていきます。
(この時点で問題集は1冊使用で良い)
ノートのまとめ方もコツがあり、テキスト風でなく一問一答式のような問題集を作るイメージです。
具体的には、コンパクトなA5ノートの左側に各分野ごと50~60問の問いを作成、右側に問いに対する解答文や図解を作成します。
下記写真のようなイメージです。
この自作ノートを繰り返し活用して、インプットを補強していきます。
ポイントは左・右側に一定の余白を持たせること。
余白を持たせることで、後々問題集を解いて気づいた点や、類似問題を書き込めるからです
また、体系図や重要となる表も、A5ノートに書きながら覚えましょう。
こちらは、先ほどの問題用ノートとは分離しておくこと。
こちらも後々書き込めるように、余白を持たすのがポイントです。
FP1級勉強法②:忘却対策にも自作ノートが有効
自作ノートを作成するメリットは、大きく2つあります。
- 要点を実際に書くことにより、知識が身に着く
- 後日の復習にも有効的
先ほど、ノート作成は問題集風が良いと伝えた理由が、②の復習に活用するためです。
FP1級は範囲が広く、6分野を順に勉強していくと、最後の分野が終わった頃には、最初に勉強した分野を忘れてしまっています。
そのため、最初に勉強した分野の記憶や知識を、取り戻す作業が必要となってきます。
その取り戻す作業も、テキストを読み直す程度では、試験で痛い目に合います!
最初勉強した時の深い知識を、取り戻す必要があります。
では、どのようにして取り戻すのが効率的なのか。
答えは自作ノートの問題を定期的に解くことです。
具体的には、
- 自作ノートを作成した日
- 自作ノートを作った翌日
- 1分野の勉強が終了したとき
※僕の場合、1分野のインプット期間は7~10日でした。
上記タイミングで、自作ノートを見直しすることにより、記憶の定着率が高まります。
この記憶の定着率が高まるという根拠は、エビングハウスの忘却曲線より証明されています。
- 20分後に覚えた内容の42%を忘れる
- 1時間後に覚えた内容の56%を忘れる
- 1日後に覚えた内容の74%を忘れる
- 1週間後に覚えた内容の77%を忘れる
- 1ヶ月後に覚えた内容の79%を忘れる
何もしないと、せっかく勉強をしても翌日には半分以上を忘れてしまいます。
しかしながら、適切なタイミングで復習すれば、記憶の忘却のスピードは緩やかになります!
特に前日の復習は効果が大きいので、必ず行うようにしましょう。
僕の場合、前日の復習は通勤や昼休みなどスキマ時間をフル活用しました。
FP1級は範囲が広く、早く先に進みたい気持ちは分かりますが、計3回の復習を怠ると、一通り勉強し終わった後の負担が大きくなります。
ひこ
様々な知識を記憶することも大事だけど、記憶を継続することも大事。
どれだけインプットしても、試験当日に記憶が曖昧ではダメ!
FP1級勉強法③:アウトプット(午前問題の反復)
深い知識を取り戻す作業(インプット)が終わって、次にすることは、午前問題(学科:基礎)の反復です。
午前問題を分野ごとに、自作ノートと問題集を用いて反復していきます。
問題集を解くときは、必ず4択全てを完全に理解して、類似問題が出たら、条件反射で解けるレベルまで達しておくこと!
したがって、問題集を解いていく中で遭遇する、
- 解けなかった問題
- 間違えやすい問題
- ミスした問題
これらの問題には付箋を貼り、徹底反復して潰していきましょう。
せっかく苦労して勉強した内容を、ミスで取りこぼすのは愚の骨頂です!!
FP1級勉強法④:アウトプット(午後問題に慣れる)
FP1級の午後試験(学科:応用)で一番大事なことは、問題形式に慣れることです。
問題形式に慣れる一番最適な方法は、ずばり過去問です。
直近2年の過去問を反復演習しておけば、これまで培った知識を午後試験でも発揮できるようになります。
正直、午後試験のための対策は、形式慣れだけで十分です!
注意点は、学科(応用)傾向でも述べましたが、とにかくケアレスミスを意識すること!
難易度が高い試験で凡人が一発合格するためには、ミスをゼロにすることが必須要件です。
FP1級勉強法⑤:スイッチの切替
6分野を深いところまで一度に相手にするFP1級では、スイッチの切替が大事です。
スイッチの切り替えとは、言葉の通り、分野別思考の切り替えです。
(僕が勝手に作った造語です!)
FP勉強中は、
- 月曜は税金
- 火曜は保険
- 水曜は不動産
このようになりがちですが、本番では2時間半で6分野を解く必要が出てきます。
そのため、
- 今日は保険と不動産
- 明日は社会保障と相続
このように、1日2分野勉強するようにして、思考を瞬時に切り替えられるよう、トレーニングしておくことが大事です。
また、追い込み期間となる試験1週間前からは、1日3分野は触れるようにしましょう。
分野は畑違いの方が、切り替え作業としては有効的です。
FP1級独学勉強の効果を高めた3つの事例
ここでは、僕自身が実際に勉強していく中で、効果があった事例を3つ紹介します。
事例①:専門サイトを利用しまくる
難易度高めのFP1級を、独学で勉強していくと困ることが出てきます。
それは、テキストや問題集の解説をじっくり読んでも、
- 理解できない!
- イメージが湧かない!
- 頭に入ってこない!
僕自身も各分野で、この壁にぶつかりました。
そんなときは、各分野に特化した専門サイトを見つけましょう。
- タックスプラニングであれば国税庁のHP
- 不動産であれば不動産活用会社のHP
- 社会保険であれば、社労士が運営しているHP
これらのサイトは、分からない人や興味を持ってる人を対象としているため、頭に入りやすいよう工夫されています。
そのため、これらのサイトを、自身のお気に入りサイトに登録しておくと、スキマ時間に活用できたり、問題でつまったときに役立ちます。

事例②:FP2級受験者に教える
試験勉強において、同時期にFP2級を受ける人が多く、仕事終了後に一緒に勉強する機会もありました。
その時に、居住財産の買換えや所得税の流れ等、いろいろな質問に対して、理解してもらえるように教えていました。
実は、その「教える」という行為が、知識をより深めることに貢献していました。
人に教えるということは、まず自分がしっかり理解していることが前提となります。
しっかり理解していないと、解説に詰まったり、更なる質問に答えれません。
人に教えるということは、極めて効果が高いアウトプットであるため、周りにFP2級受験者が入れば、積極的に分からない問題を教えるようにしましょう。
事例③:学生が多い図書館を利用
僕は図書館を頻繁に利用していましたが、休日は中学生や高校生でいっぱいです。
学生の子たちは、開館前から並ぶ程、モチベーションが高い子が多かったのです。
そんなモチベーションの高い子たちを見ると…
このようにモチベーション低下を防いでくれました。
試験勉強においてモチベーション維持は、体調管理と同じ重要な自己管理です。

FP1級独学勉強まとめ
この記事では、FP1級の難易度や傾向、具体的な対策(勉強法)についてお伝えしました。
FP1級の難易度や勉強法をまとめたのがこちら。
ポイント
FP1級の難易度は高い(特に学科基礎)
学科基礎は過去問の反復だけでは高得点は取れない
学科応用は過去問の反復が有効
使用教材はテキスト1部、問題集2部
自作ノートをフル活用する
ミスを無くすことに徹底する
FP1級は冒頭で述べた通り、難易度は高く、受験を決断するのも勇気がいります。
しかし、司法試験のようなセンスは必要でなく、しっかり勉強をすれば、必ず合格ボーダーである6割にはたどり着けます!
勉強期間中は確かに大変ですが、難関な資格だからこそ、それに見合う価値もあります。
また、FP1級を受かることによって、自分に自信が持てるようになり、他の難関試験や転職も視野に入れたり、僕みたいにブログで金融分野について紹介したりと、新しい道も示されます。
(もちろん勤務先からも一定の評価は得られます。)
当サイトでは、多忙だけど頑張るあなたを、情報発信という形で応援します。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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