
応用情報技術試験は情報処理検定のレベル3に位置しており、合格率も20%程であるため、ハードルの高い試験です。
また、テクノロジ系(アルゴリズム・プログラミング・データベース・ネットワーク等)や、内容を深く追求される午後試験は、実務経験のないIT初学者が独学で挑むと、心が折れやすいです。
そのため、IT初学者の場合、通信講座を視野に入れて勉強することをオススメしますが、どの講座が自分に合っている迷ってしまいますよね。
本記事では、初学者におすすめな通信講座を3つ紹介しますので、あなたの勉強スタイルや予算と相談しながら参考にしてください。
この記事でわかること
通信講座の失敗しない選び方
3つの通信講座の特徴
初学者にスタディングが向いている理由
- 高校は普通科・大学は経済学部、本職は銀行員
- ITパスポート、基本情報技術者は未取得
- IT非従事者ながら、応用情報技術者試験に合格
応用情報技術者の通信講座で重視するポイント
応用情報技術者の通信講座は、複数あるので迷ってしまいますが、重視すべき判断基準は以下3点。
- 受講内容と勉強スタイルが一致しているか
- 自分が期待するサポート体制の有無
- 受講料
受講内容と勉強スタイルが一致しているか
- せっかく通信講座に申込みしたのに、一番期待していた動画講義が少なかった。
- 紙面教材中心で勉強したかったのに、いざ申込みしたら全てオンラインだった。
- 午後試験をメインで勉強したかったのに、講義は午前試験の割合が多かった。
こんな失敗をしないためにも、あなたの望む勉強スタイルと講座内容が合っているかは、必ず確認しましょう。
いくら学習システムやカリキュラムが優秀でも、受講者の勉強スタイルと講座スタイルが一致しなければ、効果は半減します。
そのため、あなたの勉強スタイルと通信講座のスタイルが、一致しているかどうかは非常に重要です。
自分が期待するサポート体制の有無
- 進捗率を気軽に確認できる学習システム
- 教材や講座内容に関する質問体制
- 自習室の利用
全てを満たす講座はないので、自分が期待するサポートを取捨選択していきましょう。
受講料
受講料で注意したいのが「高いから良い、安いから悪い」というワケでないこと。
例えば、大手資格学校の受講料の中には、講座に直接関係しない建物や設備の維持代金も含まれいます。
一方、オンラインに特化した運営会社の場合、学習以外の費用が少なく済むため、リーズナブルな価格で提供できます。
例えば、勉強の初期であるインプットは通信講座の力に頼りたいなら、問題集に過度に注力する講座は必要ありません。
アウトプットは、市販の優良問題集や過去問サイトで補えば解決します。
逆に午後対策を中心に通信講座の力に頼りたいなら、バランスの良い講座より、一部に特化した講座の方が適しています。
応用情報技術者のおすすめ通信講座3選
カリキュラム、教材、サポート体制、受講料、運営会社の業歴を踏まえたうえで、初学者でも実力アップが見込める通信講座は以下3つ。
- コスパ最強のスタディング
- 資格学校大手の資格の大原
- 情報処理試験に特化したアイテック
順番に説明していきます。
コスパ最強のスタディング(STUDYing)
スタディングが向いている人
スマホ学習に抵抗がない
受講料を安く抑えたい
基礎から動画講義でしっかり学びたい
まとまった勉強時間が取れない
スタディングとは
運営会社はKIYOラーニング株式会社。
2008年創業と通信講座の業界では新しい部類に入りますが、忙しい現代人にぴったりなスマホ学習に特化したことや、講座内容の徹底した見直しにより、受講者数は右肩上がり。
2020年2月に受講者総数が6万人突破、2021年1月に10万人突破と、非常に勢いのある通信講座です。

講座概要
教材 |
|
---|---|
スマホ学習 | インプットもアウトプットも全てスマホで学習可能 |
サポート体制 |
|
割引等 |
|
教育訓練給付対象 | × |
他の情報処理講座の取扱い |
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コース内容と価格
コース名 | 価格(税込) |
---|---|
合格コース | 43,780円 |
スタディング講座は、午前試験対策も午後試験対策も、3つの分野(テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系)も、バランス良く勉強できます。
また、情報処理試験は応用情報技術試験が初めてという人のために、∔5,720円でITパスポート講座もセットできます。
資料請求および無料試用(視聴)
スタディングはオンライン学習のみなので、紙による資料請求はありませんが、無料試用はできます。
(入力内容はメールアドレスと学習システム用のパスワードのみでOK)
無料試用で、一部の項目のインプット(動画講義・WEBテキスト)と、アウトプット(インプットに準ずる基本問題)が体験できるので、一度試してみましょう。
スタディング講座の特徴まとめ
WEB特化により実現した安価な受講料
スキマ時間をフル活用できる学習システム
40時間以上のボリュームある動画講義
全体を効率良く勉強できるバランス型
質問サービスはなし
紙面は用意されないので印刷対応が必須
資格学校大手の資格の大原
資格の大原が向いている人
書籍中心の勉強が得意
動画講義はプレゼン形式より生講義形式が良い
基礎から動画講義でしっかり学びたい
まとまった勉強時間が取れる
資格の大原とは
資格の大原は多くの資格ジャンルを開講しており、情報処理試験においても、他の運営会社より取扱う対策講座が多いです。
また、業歴も長く、大手独自の傾向分析や、教えることに対するノウハウ、手厚いサポートが受けられるのも魅力。

講座概要
教材 |
|
---|---|
スマホ学習 | 動画視聴のみ |
サポート体制 |
|
割引等 |
|
教育訓練給付対象 | ×(応用情報技術者講座は対象外) |
他の情報処理講座の取扱い |
|
コース内容と価格
コース名 | 価格(税込) |
---|---|
基本情報復習つき総合本コース
(初学者向け) |
73,300円 |
総合本コース
(受験経験者または基本情報合格者向け) |
47,800円 |
基本情報復習つき総合本コース
総合本コース
大原では2つのコースがあり、違いは午前対策講座の有無。
教材は非常に充実しているので、資格の大原で受講した場合、追加で購入する必要はありません。
また、模試が3回あるので、午後試験の演習も十分に行えます。
資料請求および無料試用(視聴)
PDFによるパンフレットであれば、メールアドレスのみでダウンロード可能。
また、下記サイトから129分の動画視聴、テキスト・問題集のダウンロードが可能です。
(メールアドレス等の情報入力不要)
大原の特徴
紙面による教材が充実している
午後対策にも力が入っている
メールによる質問が可能
自習室が使用できる
3回の模擬試験が付いている
割引制度を利用しないと、受講料は高く感じる
スマホ学習は動画講義のみ
情報処理試験に特化したアイテック(iTEC)
アイテックが向いている人
書籍もeラーニングもバランスよく使いたい
午後対策を重点的に勉強したい
受講料は安さを重視したい
上位資格も受験を予定である
アイテック(iTEC)とは
アイテックは30年以上にわたりIT人財育成に力を入れており、延べ法人約8,000団体、90万人が利用している実績があります。
また、情報処理試験対策にも力を入れており、幅広い情報処理試験講座を取扱う他、定評のある試験対策教材も出版しています。


講座概要
教材 |
|
---|---|
スマホ学習 |
|
サポート体制 | メールによる質問対応 |
割引等 | 合格記投稿で15%割引クーポン進呈 |
教育訓練給付対象 | × |
他の情報処理講座の取扱い |
|
コース内容と価格
コース名 | 価格(税込) |
---|---|
プレミアムコース
(ITの基礎知識がない人向け) |
40,700円 |
スタンダードコース (ITの基礎知識がある人向け) |
34,100円 |
プラクティスコース(模試付) (インプット学習は完了している人向け) |
24,750円 |
アイテックは情報処理試験に特化していることから、上位資格を見据え、講座内容はテクノロジ系や応用力を養う内容になっています。
そのため、初学者ながら将来的にはレベル4の資格を目指すのであれば、アイテックの講座は適しています。
また、書籍込みで受講料40,700円とリーズナブルな点も魅力です。
資料請求および無料試用(視聴)
なし。
ただし、講座でも使用する定評の「午後問題の重点対策」は本屋で販売しているため、気になる方は確認しておきましょう。
アイテックの特徴
スマホ学習も紙面による学習もバランス良く行える
プレミアムコースでもリーズナブルな受講料
メールによる質問が可能
難関となる午後対策が充実
動画講義が午前問題対策と午後演習だけ
書籍は分厚いので持ち運びは大変
初学者に特におすすめな通信講座はスタディング
本記事では3つの講座を紹介しましたが、初学者に一番おすすめはスタディング。
理由は以下の通り。
- インプット(動画講義)とアウトプット(基本問題演習)が小刻みである
- 場所・時間を問わず勉強できる
- リーズナブルな価格でバランス良く学べる
インプットとアウトプットが小刻みである
初学者が応用情報技術者試験の勉強で苦労するのが、最初の土台固め。
スタディングでは土台固めの部分を、コンパクトな動画講義(インプット)と基本問題演習(アウトプット)の反復で補ってくれます。
また、コンパクトといっても基本となる午前対策講座だけで、計30時間の動画講義が用意されているので、動画時間に関する心配は不要。
場所・時間を問わず勉強できる
忙しい人にありがちなのが、机に向かって勉強する時間が取れないこと。
しかしながら、試験範囲は広い応用情報技術者試験では、継続した勉強が求められます。
平日0時間・土日に各10時間より、平日各2時間・土日に各5時間の継続した勉強の方が効果が高いよ。
スタディングはオンラインに特化しているため、スマホ1つあれば、少しの空いた時間でも勉強を開始できます。
また、スマホ1つで学習できるため、教材の持ち運びは不要。
習慣が定着することによって、その日の気分に左右されにくくなり、長時間勉強にも耐えられるようになります。
リーズナブルな価格でバランス良く学べる
通信講座でやはり気になるのが受講料。
スタディングは、インプットもアウトプットも、午前・午後対策もバランスよく組み込まれているにも関わらず、受講料は43,780円とリーズナブルな価格です。


短期間で応用情報技術者試験に合格したいなら通信講座がおすすめ
本記事では通信講座の選び方、そして初学者におすすめな応用情報技術者の通信講座3つをお伝えしました。
通信講座の選び方
受講内容と勉強スタイルが一致しているか
自分が期待するサポート体制の有無
受講料
おすすめ通信講座
スタディング(迷ったコレ)
資格の大原
アイテック
応用情報技術者試験は初学者独学でも合格は可能です。
しかし、自身の経験から振り返ってみると、合格レベルに達するまで、かなり遠回りした感じはありました。
通信講座では、試験対策のプロが、「合格」のための最適なルートを導いてくれるので、ムダを省いて効率よく勉強できます。
受講料においても、5万円以内でも利用可能であることから、通信講座における勉強の効率化で、勉強時間を短縮(節約)できることを考慮すれば、決して高い金額ではありません。
- 短期間で合格したい
- テキストや試験の傾向を調べるのが面倒
- 勉強する時間があまり確保できない
こんな方には通信講座はおすすめです。
当サイトでは、多忙だけど頑張るあなたを、情報発信という形で応援します。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。