税務2級の合格率・難易度と一発合格できる勉強法を徹底解説

税務2級を一発合格する効果的な勉強方法とは!?
URLをコピーする
URLをコピーしました!

【2022年6月更新】

数ある銀行業務検定の中でも、最も難関と言われる銀行業務検定(税務2級)を受験しようと思ったけど、ネット上で勉強法や試験対策を検索しても、有益な情報が非常に少ない!

ネコルフ

僕自身、税務3級から10年近くブランクがあったけど、効率よく勉強して一発合格できたから、中期間(4週間~1か月半)の勉強で、高確率で合格圏内に入る勉強法を紹介するよ。

銀行業務検定の中でも財務2級・法務2級と並び、社内での評価に利用されやすい税務2級。

試験は財務2級・法務2級と違い、年1回ですが、毎年5,000人前後が受験している人気資格です。

しかしながら、ネット上を検索していても、税務2級に関しては勉強法や試験対策の情報が非常に少ないです。

この記事でわかること
  • 税務2級の合格率・難易度
  • 使うべき教材
  • 高確率で合格できる勉強法(6つの手順)
  • FP試験と税務2級の出題の違い

まずは、税務2級がどのような試験なのか解説していきます。

税務2級は土台(FP2級や税務3級)の知識がないと詰む可能性が高いため、どちらも有していない方は、まず税務3級の勉強から始めましょう。

contents

銀行業務検定税務2級の直近7回の合格率推移

試験実施回合格率応募者数受験者数合格者数
2022年3月25.10%4,503人3,355人842人
2021年3月26.09%5,212人4,098人1,069人
2019年3月22.35%6,560人4,784人1,069人
2018年3月22.93%8,386人6,122人1,404人
2017年3月21.57%8,832人6,351人1,370人
2016年3月22.28%8,733人6,078人1,354人
2015年3月22.80%9,254人6,382人1,455人

2020年3月はコロナウイルスの影響で試験は中止。

直近7回の平均合格率は23.30%で、合格率が25%を超えたの2021年と2022年だけと、財務・法務2級と比較して低いのが特徴です。(近年の財務・法務は、2回に1回は合格率が25%超。)

税務3級と違い応募したにも関わらず、当日受験されない方が3割ほどいるのも特徴です。

受験を放棄した3割の中には、おそらく過去問題集をさらりとやってみて、その難しさに心を折られた人も、数多くいるはずです。

せっかく受験料を8,250円も支払うのなら、棄権はせず一発合格を目指そうよ。

銀行業務検定税務2級の難易度

出題形式(三答択一付)記述計算式 ―10題
(1題につき択一部分2点・記述計算部分8点の配点割合)
科目構成所得税/相続税・贈与税/法人税 等
※ 試験問題に所得税、相続税、贈与税他の速算表を掲載
合格基準満点の60%以上(試験委員会にて最終決定)
試験時間180分 試験開始後60分間,終了前10分間は退席禁止

出題割合は以下の通り。

  • 所得税4問
  • 相続・贈与税4問
  • 法人税2問

出題形式は各設問、3択(各2点)と記述の理論・計算問題(各8点)です。

税務2級の難易度ですが、記述計算式になったことで税務3級のように答えを消去法で絞っていく戦法は取れず、難易度は税務3級より格段に上がっています。

法務2級と違い、記述問題は理論と計算方法を知っていないと、解答欄が空白になります。(法務2級の場合、六法持ち込み可のため知識が曖昧でもなんとかなります。)

税務2級の試験内容

役席者・専担者等を対象に、顧客からの税務一般の相談に適切に対処するための応用実践的な税務知識について、その習得程度を測定します。

経済法令研究会より引用

税務2級は役席者を対象とした試験であるため、試験の難易度は高いです。

試験内容ですが、税務2級では解答を一から順に答えていく形式であり、その過程で知識も問われるため、計算力と税務知識の両方が問われます。

税級2級の勉強では、アウトプットで計算慣れしておく必要があります。

税務2級の平均年齢

試験実施回受験者平均年齢
2022年3月34.0歳
2021年3月33.4歳
2019年3月32.7歳

直近3回の平均受験者年齢は33.4歳。

税務2級は役席者等の昇任試験に利用されていますが、税務2級で得られる知識は節税がポイントとなる金融商品の販売や、相続や法人個人間の税務が絡む稟議書作成にも役立つことから、係・担当者レベルの若手受験生も多く、受験者平均年齢は法務2級より2歳ほど若いです。

試験内容については、実務経験よりも専門知識のほうが重視させるため、本記事で紹介する勉強法を参考にすれば、20代でも合格はできます。

税務2級過去問題で平均点が低かった設問

試験実施回平均点が低かった設問
2022年3月繰延資産および貸倒損失の扱いと税務調整項目の計算(平均点:2.46 点)
2021年3月代償分割を行った場合の相続税の総額の計算(平均点:3.51 点)
2019年3月各人の納付相続税額の計算(平均点:2.75 点)

各設問ともに満点は10点ですが、厄介な問題は毎年必ず紛れ込んでいます。

難易度が高い問題は、設問の最初に出題される三答択一付の問いで判別ができるので、三答択一付で迷うようであれば難問だと認定し、ほかの自信のある問題から進めていきましょう。

各設問の時間配分を誤ると、本来なら合格できる実力があっても不合格になります。

税務2級の試験時間

試験時間は180分と長く感じますが、見直し時間を考慮すると、1問当たり15分と余裕はほとんどないです。

同レベルといわれる法務2級と比較した場合、解答文に型の決まった計算式が入ることが多い税務2級のほうが、時間にゆとりはあります。

それでも計算する機会が多く、難易度の易しい問題でも記述するだけで10分近くは時間がとられるため、常日ごろからスピードを重視しつつも正確性もキープしていることが条件となります。

税務2級の試験日と受験料

2022年度の試験日は、2023年3月5日(日)の年1回。

財務2級・法務2級と違い年1回しか実施されません。

2020年から銀行業務検定においてもCBT試験が導入されましたが、記述式である税務2級は対象外です。

受験料は8,250円(税込)。

銀行内部でしか評価されない試験にも関わらず、受験料は高いので、受験するからには一発合格を狙いましょう。

銀行業務検定税務2級のおすすめ教材


過去6~7回の過去問ですが、税制が変更した問題は削除されています。

過去問題集は必ず購入してください。

過去問題集を買わずに受験するのは、マリオで例えるなら、一度もダメージを喰らわずに、全クリアを目指すようなものです。

税務3級においては、「90点以上の高得点を目指す方や、本格的に知識を身に着けたい方はテキストを購入してください」と、お伝えしましたが、2級においてはテキストも買っておきましょう。

税務2級のテキストはアウトプット重視になっており、基礎部分からしっかり見直しが図れ、どの部分が弱点か可視化できるからです。

また、税務2級は範囲も広いうえに、細かい部分まで問われることもあるため、過去問の解説だけでは心細いです。

ネコルフ

テキストは2,640円(飲み会の半額)ですが、一発合格を勝ち取るため買っておきましょう。ケチって試験に落ちると、その3倍以上の受験代金8,250円の損失となるよ。

ネコルフ

税務2級の教材は大型本屋でしか扱っておらず、試験直前になると品薄になってしまうため、早めに購入しておくことをおすすめします。

買う前に、必ず受験する時期の問題集であるか確認してください!(次回試験は2023年3月)

銀行業務検定税務2級に合格するための心構え

税務3級は出題傾向を分析して、頻度の高い問題を優先的に取り組めば合格圏内に入れますが、税務2級では設問が10問しかなく、頻度の低い問題が出題されたときに撃沈するため、リスクの高い戦略になります。

また、税務2級は出題範囲が広いうえに細かい部分まで問われるため、各設問で満点はなかなか難しいものです。

ネコルフ

贈与の出題範囲は広いのに、1問しか出題されないよ。それにも関わらず本試験では、各種特例贈与について細かく問われるよ。

税務2級に合格するための効果的な勉強法は、基礎をしっかり固め、本試験では基本問題で点数の取りこぼしを極力防ぐことです。

そのうえで、得意分野では応用力を養うことが重要です。

税務2級で80点後半を獲得できるのは上位1%しか占めていないことから、満点を狙う試験ではなく、基本問題で確実に点数を稼ぎ、その積み重ねで合格する試験です。

銀行業務検定税務2級の勉強方法を6つの手順で解説

手順
テキストの例題を解き、フローの問題に慣れつつ曖昧な部分を把握
手順
テキストの問題を再度解く
手順
問題集を1回ごとに制限時間20分で解く
手順
テキストと問題集の間違えた箇所のみ再度見直し
手順
スピード重視でテキスト→問題集の順番で解く
手順
テキスト・問題集に記載されている税制改正点に目を通す

ここからは、税務2級に合格するための具体的な勉強手順を、6つのフェーズに分けて説明していきます。

手順①:テキストの例題を解き、フローの問題に慣れつつ曖昧な部分を把握

税務2級のテキストは、インプットとアウトプットを兼ねているため、税務3級と違い、まずはテキストで勉強していきます。

税務3級の知識があればインプットする内容は、そこまで多くないはずです。

手順①は書く練習も含むため、計算問題については頭の中で解くのでなく必ず記述してください。

1周目では全然解けない要因は2つ。

  1. フロー(一連の流れ)の問題に慣れていないこと
  2. 知識が断片的であるため

フローに関しては、手順①と手順③を一通り行えば身に着きますので心配不要。

間違えた部分は、なぜ間違えたか(知らなかった、勘違いしていた、失念していた等)、しっかり把握しておきましょう。

手順②:テキストの問題を再度解く

テキストの例題を、1周目で間違えた箇所を意識しながら再度解きましょう。

手順②では間違えた箇所を理解しているか、確認することを重視しているため、手順①と違い、記述は最低限で大丈夫です。

解けなかった箇所についても、この時点ではあまり神経質にならず、自分の弱点を知れてよかった程度の感覚でOK。

手順③:問題集を1回ごとに、制限時間20分で解く

手順③は試験の形式に慣れるための勉強です。

試験本番では1問当たりの制限平均時間は18分と短く、時間に追われながら解くことになるため、過去問題集を解くときも時間を意識して解きましょう。

手順①同様に必ず記述して、一通り解いてから答え合わせしてください。

途中で解答を見ると、どこが解けていなかったか判定できません。

分かった気でいるのが一番危険です

解けなかった問題は、テキストでしっかり見直してましょう。

解けた問題においても、断片的な部分や曖昧な部分はテキストで見直し、点と点を線で結び付けましょう。

税務3級は「点」で問われるのに対し、税務2級は「線」を問われますので、より多くの知識を「線」で結ぶことが重要です。

ネコルフ

手順③が税務2級の勉強法の要(かなめ)となります。

手順④:テキストと問題集の間違えた箇所のみ再度見直し

試験合格の課題は、手順②③で抽出された間違えた問題を如何に理解して解けるようにするかです。

平均点が5点以上の問題は基本問題なので、絶対解けるように注力しましょう。

平均点が2点未満の問題は奇問なので、大まかに理解する程度で大丈夫です。

手順②③で間違えた問題は、問題集とテキストに付箋を貼り、解けるようになるまで毎日こなしてください。(スキマ時間に取り組むのも効果的です。)

手順④あたりからは、勉強のスピードも上がってくるので、勉強計画の見直しも行っていきましょう。

ネコルフ

時間がない場合でも、最低限ここまでやっておけば、それなりに点は得られるはずです。

手順⑤:スピード重視でテキスト→問題集の順番で解く

問題を解くにあたり、頭の中で解くのでなく、手順①③同様に記述してください。

手順⑤の狙いは下記3つの問題の確認です。

  1. 理解できていなかった問題
  2. 判断に迷った問題
  3. ミスした問題

とくにミス問題は、解けなかった問題と違い、頭の中だけで解くと表面化されないことがあります。

ここで間違えた問題(迷い、ミス含む)は、必ず原因を追究してください。

僕自身も下記のようなミスを犯していました。

  • 贈与計算における基礎控除110万円の失念
  • 青色申告特別控除の失念

繰り返しますが、税務2級では解ける問題で確実に得点を積み重ねて合格する試験なので、ミスを甘くみてはいけません。

手順⑤で間違えたり解答に迷う問題は、試験本番でも繰り返す可能性があるので、問題集の余白部分に箇条書で良いので記載して、試験当日に会場へ着いたら、必ず目を通すようにしてください。

試験に落ちる人ほど、手順⑤の間違いに対する認識が甘いです。

ネコルフ

本番は時間との戦いでもあるから、ミスしやすい箇所を必ず意識しておこう。3級と違い十分な見直し時間を捻出するのは難しいよ。

手順⑥:テキスト・問題集に記載されている税制改正点に目を通す

改正点は、試験に出題される可能性が高いです。

また、改正点は問題集においても削除されているため、アウトプットの練習はできないため、インプットをしっかり行う必要があります。

FPから税務2級を受けられる方へ

FP試験から税務2級を受験する方は多いと思われます。

ここでは、FP試験から税務2級を受験される方が気になる点をお伝えします。

税務2級とFP試験の試験範囲は重複するか

かなり重複します。

FPで学んだ記憶が鮮明であれば、基本部分は十分カバーできます。

税務2級とFP試験の出題形式は似ているか

全く異なります。

税務2級の特徴としては、FPと違いスポットでなくフローを問われます。

FP試験でフロー形式の勉強をするのは午後試験のみであるため、FP資格保有者であっても、税務2級の問題集をいきなり取り組むと戸惑うのが実情です。

税務2級とFP試験どちらが難しいか

税務2級の方が深く問われる問題が多いです。

例えば所得税において、FP試験では不動産所得の青色申告適用の要件を問うのに対し、税務2級ではフローの中で、事業的規模でない不動産所得と事業所得(損失)があるとき、65万円か10万円どちらを適用するか。

また、どちらの所得から優先的に控除するかを問いてきます。

法人税においても、金銭債権に関する問題はFP試験では、ほとんど触れてなかったです。

余談ですが、僕自身も1月にFP1級を受験し、2週間ほど勉強して3月に税務2級を受験しましたが、9割の壁を越えられなかったことから、税務2級は簡単な試験ではないです。

銀行業務検定税務2級の勉強法まとめ

本記事では、銀行業務検定税務2級の難易度、おすすめ教材、具体的な勉強法(対策)についてお伝えしました。

税務2級についてまとめたのがこちら。

ポイント
  • 平均合格率は25%以下で、受験放棄率も高い難関試験
  • 試験は時間との戦い
  • 過去問題集は必須
  • 2級公式テキストも推奨
  • 解ける問題で確実に点を積み上げていく
  • FPと主題範囲は似ているが出題形式は大きく異なる

税務2級において確実に合格圏に入るためには、「テキストと問題集」の組み合わせが効果的です。

ネット上では、2級問題集だけで十分という声もありますが、確実に合格圏内に入るためには懸念があります。(税法を十分理解している人を除く。)

税務2級は、年1回しか受験できず、法務・財務と比べ改正も多いことから、数年不合格が続くと、新たに教材を買うはめになります。

また、銀行業務検定2級は実務で活かす意味合いよりも、社内での評価に利用されやすい意味合いの方が特に強い試験であることから、とにかく「合格」することが重要な試験です。

(金融機関の人事の昇進昇格の条件の1つに、銀行業務検定の取得が取りこまれています。特に2級は利用されやすいです。)

せっかく貴重なお金と時間を費やすなら、ここでお伝えした効果的な勉強法を参考にして「一発合格」を目指してください。

当サイトでは、多忙だけど頑張るあなたを、情報発信という形で応援します。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

\これは必須/

\こちらは推奨/


よかったらシェアしてね!
URLをコピーする
URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
contents
閉じる