FP2級を独学で勉強しようと決めたのだけど、市販の問題集が多くて、どれが良いかわからない。
そもそもFP2級って独学で合格できるの?
僕もFP2級を受験した際、周りに聞く人がおらず、とりあえず”きんざい”を買って、後から失敗したなと気づきました。
そんなわけで、実際に本屋に出向き、全ての教材に目を通したうえで、おすすめできる問題集を”3冊”抽出したのでお伝えします。
この記事でわかること
問題集選びで失敗しない2つのポイント
おすすめ問題集3冊の特徴(利点・欠点)
あなたに合う問題集
市販教材だけでFP2級を24日間で一発合格しています。
市販教材だけでFP1級を10週間で一発合格しています。
これまでに10名以上のFP2級不合格者を合格へと導いています。

こんな人におすすめ
たくさんある問題集のどれが良いか分からない
FP2級を独学で挑もうとしている
市販教材に不安がある
また本記事では、おすすめ問題集と併せて、
問題集選びで失敗しないポイントも紹介します。
失敗しないポイントを理解したうえで本記事を読めば、自分に適した問題集が分かり、効率的な勉強が行えます。
≫あわせて読みたい:FP2級を独学で一発合格するための勉強法【誰でも実践可能!】
FP2級独学合格:問題集選びで失敗しない2つのポイント
FP2級の問題集選びで失敗したくなければ、2つの項目に気をつけましょう。
問題集選びのポイント
問題数が多い(量)
解説がしっかりしている(質)
テキストと違い、問題集選びの基準はシンプルです。
順に解説します。
FP2級の問題集を選ぶ基準①:問題数(量)
テキストでインプットしたつもりが、実はできていなかった経験…
あなたにもあるはずです!!
対策はシンプルで、なるべく多くの問題と触れること!
せっかく良質なテキストでインプットに励んでも、インプットの漏れを防がなげれば、点数は稼げません!
そして、もう1つ、問題数の多さの利点があります。
それは網羅性をカバーできること!

実は多くの問題を解くことが、カバーに繋がります。
練習問題は4択ですが、4択の問題文の中には、知らない内容(テキストに記載なし)も出てきます。
そんな”知らない”を”知っている”に変えていくためには、数多くの問題と触れるのが手っ取り早いです。
FP2級の問題集を選ぶ基準②:解説がしっかりしている(質)
せっかく問題を解いても、
- なぜ、この問題文が正解(誤り)なのか
- なぜ、自分は間違えたのか
このような”なぜ”を地道に解決していかないと、合格率は低くなります。
なぜなら、”なぜ”と思う時点で、問いに対する理解が不十分だからです。
理解が不十分なまま受験に挑めば、良い結果は望めません!
そして、この”なぜ”という疑問を、手っ取り早く”分かる”に変換できる一番のツールが解説文です。
しかしながら、解説文が手抜きであると、
”なぜ”という疑問を”分かる”に変換するのに苦労します。
そんな苦労が続くとモチベーションが下がりますし、最悪は挫折します。
そんなわけで、問題集選びでは解説がしっかりしているか重視しましょう。
FP2級独学合格:おすすめ問題集3選
実際に本屋で確かめてきて、FP2級独学合格におすすめできると確信した問題集3選は下記のとおり。
FPおすすめ問題集
みんなが欲しかった!FPの問題集2級(TAC)
FP技能士2級・AFP 重要過去問スピード攻略(成美堂)
史上最強のFP2級問題集(ナツメ社)
※前述した通り、順番=順位ではございません。

FP2級おすすめ問題集①:みんなが欲しかった! FPの問題集2級
- FP2級の問題集で売上1位
- 解説は丁寧
- テキストと解説の重複部分が目立つ
- 問題量はやや少なめ
様々な合格体験記や勉強サイトを見ていても、ほぼ100%紹介されている問題集。
実際にAmazonでもFP2級の問題集ランキング1位。
本屋に行っても、テキストと一緒に一目置かれています。


だけど、売れ行きの指標だけで決めてしまう人は、このサイトにはいないと信じています。
売れ行きは、あくまでも決め手の1つに過ぎません。
”みんなが欲しかった!FPの問題集2級”は、問題と解説が別冊になるほど、解説の量が多いです。
例えば、解説において他の問題集は文章主体で一部は表に対し、
”みんなが欲しかったFPの問題集2級”は、テキスト同様に表や図解の割合が多いので理解しやすいです。
また、図解では問題の関連内容も記載してくれるので、1つの問題から得られる内容も多い。
テキスト同様に、問題に対して理解に苦しむ受験生を、少しでも減らそうとする気概が感じられます!
分厚過ぎるため、持ち運びが大変という声も聞きますが、問題と解説は切り離せます。
そして、解説は要点を図解でまとめてあるので、解説だけを持ち出して勉強するのは有効だよ。
”みんなが欲しかった!FPの問題集2級”の解説文を見ていると、
テキストと全く同じ図解を、使い回ししていることが多いことに気づきます!
そのため、”みんなが欲しかった!FPの教科書2級”をテキスト教材として選択している場合は、解説に過度な期待はできません。
ただ、”みんなが欲しかったFPの教材”は、文章での説明を極力抑え、図解を積極的に取り入れているので、重複は仕方のないことです。
むしろ、テキストと解説文、どちらでも見かける図解は、特に重要度が高い項目なので、勉強のメリハリに役立てていきましょう。
他のテキスト教材を利用してる場合は、全く関係のない話です。
学科の問題数は各分野30~40問と、ここで紹介する問題集の中では少なめです。
ただ問題集全体で比較すれば、各分野30~40問は多い部類に入ります。
また、”みんなが欲しかった!FPの問題集2級”は基本問題を抑えているので、徹底的(最低4回転)に取り組めば、合格ラインには達します。
それでも問題数に不安があれば、プラスアルファとして、過去問を6回ほど取り組めば安心できます。
おすすめな点
文章より図解やイラストの解説の方が理解しやすい
売れている教材の方が安心感がある
過去問の解説においても、図解やイラストを用いた解説が多いのが特徴。
したがって、図やイラストの方が頭に入りやすい人にはおすすめです。
また、FP2級問題集の中で一番売れている問題集だけあって、総合評価は高め。
ただ注意したいのが、一番売れている要因の1つが、
対となる一番人気のテキスト”みんなが欲しかった!FPの教科書2級”に付随して買われていること。
FP2級おすすめ問題集②:FP技能士2級・AFP 重要過去問スピード攻略
- 圧倒的な問題数
- 解説も丁寧
- 出版社は資格試験が主でない
前述した通り、FP2級の試験では多くの問題と触れることで合格率が上がります。
そして”FP技能士2級・AFP 重要過去問スピード攻略”は問題数が多く、学科試験の4択問題においても各分野40~50問用意されています。
この問題集が1冊あれば、問題量で不安になることはありません。
知らない内容や理解が曖昧な内容も、しっかりあぶり出してくれます。
また、重要頻度や難易度も提示してあるので、どうしても時間がないのであれば、
- 重要頻度の高い項目
- 難易度「易」(取りこぼし不可)
この2つを優先して抑えていくことによって、ヤマをはる勉強もできます。
”FP技能士2級・AFP 重要過去問スピード攻略”の利点は、圧倒的な量を提供するだけでなく、解説も事細かに行ってくれるところです。
例えばFP2級の学科試験の問題では、4択から1つの正解を導き出す形式ですが、この問題集では正解の1択だけでなく、残りの3択についても解説がしっかり書かれています。
そのため、Aが正解である理由は分かったけど、Bが不正解である理由が分からない!
そのような事態に陥ることはありません。

また、この問題集は左側に問題、右側に解説と対になっています。
そのため、テキストで学んだ内容を解説欄に付け加えておけば、試験勉強の後半は、この問題集1冊で事足ります。
成美堂は資格を専門とした出版社ではないです。
そのため、教材に不安に覚える受験者もいると思いますが、問題集においては心配不要。
なぜなら、問題集において大半の出版社は、過去問を抽出しているだけだから!
(オリジナル問題集で目立つのはTACぐらい)
また、どの出版社も抑えるべき主要(基本)問題は抽出しています。
このようなことから、出版社の云々より問題集の質と量の方を重視しましょう。
ちなみにテキストについては、出版社のノウハウが反映されやすく、資格に特化した出版社の方が分かりやすいので、出版社は重視しましょう。
おすすめな点
問題集から多くの知識を得たい
アウトプット重視の勉強スタイル
質と量どちらも充実した問題集なので、
テキスト熟読におけるインプットは最小限、
問題集という実践の場で、知識を身に着けていくスタイルの人におすすめです。
FP2級おすすめ問題集③:史上最強のFP2級問題集
- 一問一答方式
- 脅威の分析力
- 出版社は資格試験が主でない
- 午後(実技)試験はやや手薄
”史上最強のFP2級問題集”は、過去問を分類・分解して一問一答式にしています。
そのため、1つの問いに対して得るべき・確かめる知識が明確になっています。
初心者にありがちな失敗が、知識がごちゃごちゃになること!
一問一答式は、この知識がごちゃごちゃになるリスクを大幅に軽減してくれます。
FPは似たような内容が多いので、1つ1つ正確に知識を習得することが重要!
また、”史上最強のFP2級問題集”は左側に問題、右側に解答・解説の形式を取っており、
問題はジャンルごとに細かく分類されています。
そのため、テキストでインプットに苦戦した項目を、問題集の形式に合わせて一問一答で作成すると、更に有効活用できます。
これは僕自身の勉強法になるけど、インプットに苦戦する項目は、ノート左側に問い、右側に解説を作成して、スキマ時間にインプットに励んでいたよ。
凄いところは、過去○○年間のうち何問出題されたか提示してあるところです。
例えばクレジットカードに対する問いの場合、
過去9年間、5,128問の中で、16問(出題率0.31%)と提示されています。
そして、この綿密な分析に基づき、頻度の高い問題を優先して作成されているため信頼度が高いです。
また出題頻度や重要度も分かるので、各項目の問いに対して、メリハリのある勉強ができます。
範囲が広いFP2級試験において、重要度の低い問題に時間をかけるのは非効率です。
しかしながら、初心者だと重要かどうか判別がつきにくいので、判別を数値で可視化できる点は高評価です。
ナツメ社も成美堂同様に、資格に特化した出版社ではありません。
しかし、その弱みを徹底した分析と量で補ってるので心配不要です。
ちなみに量ですが、一問一答形式で1分野150前後あるので、量で不安になることはないです。
実技試験は学科の知識に少しの追加知識と形式慣れさえすれば、合格できます。
しかし、史上最強のFP2級問題集では、実技試験も一問一答形式に落としこんでいるため、形式慣れという点では不安が残ります。
ただし、形式慣れについては、過去問道場から無料でダウンロードできるので、過去問で慣れておけば問題ありません。
むしろ初心者でありがちなのが、
「実技は過去問で形式慣れしていれば合格できる」
この言葉を鵜呑みにして、知識が疎かなまま受験することです。
「実技は最初は全然でも、1週間で急激に点数が上がる」
この言葉も、学科で8割以上獲得できる知識ありきの話です。

おすすめな点
独学勉強の初心者
各問題の出題率を数値で把握しておきたい
本番と同じ4択形式と比較して、一問一答式はシンプルのため初心者でも勉強しやすい!

確かに4択問題だと、正解以外の不正解3問については、知識探求に貪欲にならないと、そのままスルーしちゃうよね。
FP2級独学合格:おすすめ問題集のまとめ
この記事では、FP2級のおすすめ問題集3冊と、選ぶ基準についてお伝えしました。
FP2級のおすすめ問題集3冊と選ぶ基準をまとめたのがこちら。
問題集選びの基準
問題数が多い(量)
解説がしっかりしている(質)
みんなが欲しかったFPの問題集2級
解説が図解で分かりやすい
一番売れている問題集
FP技能士2級・AFP 重要過去問スピード攻略
問題数が多い(学科:各分野40~50問)
解説も充実
史上最強のFP2級問題集
一問一答式という独自スタイル
各問の出題頻度を数値で表示
FP2級は市販の教材が多く、独学で勉強を決めた時に、教材選びが最初の壁となります。
そして、この壁を甘くみると、モチベーションや効率の低下を招き、下記のような事態に陥ります。
- なかなか合格できない
- 勉強過程で挫折
またFPは法改正に影響しやすい試験であり、合格が長引くと教材を再度揃える必要も出てきます。
そのため、まずは自分に合った問題集を入手して、徹底的にやり込みましょう!
当サイトでは、多忙だけど頑張るあなたを、情報発信という形で応援します。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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